2023年6月6日火曜日

Classroom での提出について -机上を片付けられない人にとって最強のツール-

 私の Classroom の活用方法の一番のポイントは、「提出」である。


テストが終わったタイミングで、ノートやワークを提出させて、それをチェックして返却するのだが、これがすごく大変。

1クラス平均35人として、提出物を9割の生徒が提出するとして、少なくみても30人。

それがノート、ワークと2つあるので、1クラスで60冊。

そんな授業を4クラス担当していれば、それだけで240冊になる・・・


そんなものを持ってこられても、ちょっと大変なので、やり方を工夫していました。


Classroom のクラスを開くと、上部に「ストリーム」「授業」「メンバー」「採点」とあるので、その中の「授業」をクリック。

課題の作成画面になるので、「+ 作成」をクリックし、「課題」をクリックする。

「テスト付きの課題」は以前の記事にも書いた通り、使い勝手があまりよくない「Google Forms」をセットで作成して、そこから回答させる課題になるものです。

なので、私はあまり使いません。


で、課題の作成画面になったら、まずは「タイトル」を入力します。

「数学Ⅱ 前期中間 ノート提出1」みたいに、端的に、内容が分かるようにまとめるのが良いかと思います。後々、「チェックが必要な課題」から見たときに、どの授業のどの提出かが分かるようにしておいた方がいいし、生徒からも分かりやすくしておいた方がいいので。

特に、ノート提出のところにワークを出してきたり、ノート提出1のところに2のノートを出してきたり、なんてことが多発するので、分かりやすいようにした方が良いかと思います。


次に「課題の詳細(省略可)」に入力します。省略可、ですけど、入力しましょう。

特に、今回のテスト範囲が広い、とかなったり、複数の章にまたがる場合は、観点別評価に必要になってくるので、章毎の提出をさせておいた方が後々が楽になります。


で、更にここに、PDF ファイルの作り方の説明も掲載しておきます。


専用のアプリもあるのですが、そんなものを使わなくても、iOS 端末(iPhone や iPad)を使っているのであれば、「メモ」アプリだけで可能です。

その説明の例を、ここに掲載しておきます。


ページ数が多くなる場合、メモアプリから PDF ファイルを作成して提出することをオススメします。


1. 最初からインストールされている「メモ」アプリを起動する。
2. 適当なフォルダを作成または選択し、その中で「新規メモ(右下の、四角とペンのアイコン)」をタップする。
3. カメラのアイコンをタップし、「書類をスキャン」をタップしてカメラを起動する。
4. ページ全体が画面に収まるように iPad を動かすと自動的に撮影される。背景色との違いでページを認識するので、白以外の背景の場所で作業を行った方がよい。撮影出来たら次のページを開き、同様に自動で撮影する。
5. 全部のページを撮影し終えたら「保存」をタップして保存する。
6. 写真を含む PDF ファイルが出来ているので、「メモ」アプリでそのファイルをタップして表示する。
7. 右上のアップロード(四角から上向きの矢印が出てるアイコン)をタップし、送付先のアプリで「Classroom」アプリを選択する。
8. Classroom で複数のクラスに所属している場合、クラスのバナー(クラス名が書いてあるイラスト)をタップし、クラスを選択する。
9. 課題の一覧が表示されるので、提出する課題を選択し、添付されたことを確認したら提出する。


また、再提出などの場合で送付先に「Classroom」が出てこない場合、一度送付先を「Acrobat」にして出力し、「Classroom」アプリから「ファイルの追加」で「Acrobat」、提出する PDF ファイルを選択して添付することが出来る。


最後の部分は、再提出などの場合にメモアプリから Classroom に行けなくなってしまうので、その際の対応策として記載してあります。


また、上記は1人1台端末の関係で、現在の1,2年生は全員 iPad を所有しているのでいいのですが、私物のスマホでやることになる3年生の場合は Android 端末の可能性もあるので、その場合の手順も記載する必要があるかと思います。


iPhone の場合
1. 最初からインストールされている「メモ」アプリを起動する。
2. 適当なフォルダを作成または選択し、その中で「新規メモ(右下の、四角とペンのアイコン)」をタップする。
3. カメラのアイコンをタップし、「書類をスキャン」をタップしてカメラを起動する。
4. ページ全体が画面に収まるように iPhone を動かすと自動的に撮影される。背景色との違いでページを認識するので、白以外の背景の場所で作業を行った方がよい。撮影出来たら次のページを開き、同様に自動で撮影する。
5. 全部のページを撮影し終えたら「保存」をタップして保存する。
6. 写真を含む PDF ファイルが出来ているので、「メモ」アプリでそのファイルをタップして表示する。
7. 右上のアップロード(四角から上向きの矢印が出てるアイコン)をタップし、送付先のアプリで「Classroom」アプリを選択する。
8. Classroom で複数のクラスに所属している場合、クラスのバナー(クラス名が書いてあるイラスト)をタップし、クラスを選択する。
9. 課題の一覧が表示されるので、提出する課題を選択し、添付されたことを確認したら提出する。

Android の場合は、 iPhone の場合の「メモ」アプリの代わりに「Microsoft Lens」などのアプリを使用することで同様の事が可能になります。
Microsoft Lens → https://play.google.com/store/apps/details?id=com.microsoft.office.officelens&hl=ja&gl=US


って思って、今までやっていたのですが、今回の3年生の授業の課題を作成していたところ、なんか、 Classroom のアプリだけで出来るようになっていました。

それを踏まえての提出手順は以下のようになります。



ページ数が多くなる場合、Classroomのアプリから PDF ファイルを作成して提出することをオススメします。


1. Classroom のアプリを起動し、提出する課題を開く。
2. 画面下部にある
   Android の場合、「あなたの課題」の「+ 提出物を追加」をタップする。
   iOS の場合、「あなたの課題」をタップし、「+ 添付ファイルを追加」をタップする。
3. スキャンするためのカメラを起動する。
   Android の場合、「スキャン」をタップし、カメラを起動する。
   iOS の場合、「カメラ」→「ページをスキャン」の順にタップし、カメラを起動する。
4. スキャンする書類と背景が同系色にならない場所で撮影する。
   Android の場合、全体が収まるように写真を撮影し、右側の「✓」をタップすると自動的に背景をカットして書類のみとなる。次のページを撮影する場合は左下の▢が重なったアイコンをタップし、次の書類を撮影する。最後のページの撮影が終わった場合は右下の完了をタップする。
   iOS の場合、全体が収まるようにスマホを移動させ、しばらく止めていると自動的にスキャンされる。そのまま次のページを表示させ、スキャンを行う。全ページのスキャンが終わったら「保存」をタップする。
5. 自動的にファイルが添付されるので、問題がなければそのまま「提出」をタップする。



こんな感じで説明を入れておけば「分からない」って事はないはず・・・記載のある通り、 iOS の場合も Classroom アプリのみで出来るので、やり方はこれに統一した方が楽なのかも。

提出したファイルを手元に残したい場合は、 Google Drive でも同じ手順でスキャン出来るので、そちらで作成したファイルを Classroom から提出すればよいかと。



2023年6月1日木曜日

だいぶ無茶な課題の自動採点システム -Spreadsheet の関数でのゴリ押し-

Google Classroom で課題を配信する際に、 Classroom のテスト付きの課題を使用することで自動的に採点し、生徒の画面にその結果まで表示されるようになる。具体的な使い方は、Education通信なんかを見るとだいぶ丁寧な説明があるのだが、このシステム、私はあまり好きではないんですよね・・・


社会科みたいに、知ってるか知らないかの二択ならいいんですが、数学としては出来るまで再挑戦をさせたい・・・

そうなると、一度の不正解で回答が出たら困るんですよね・・・

まあ、それくらいは設定できそうなのですが、それ以上に不満なのが、[ア][イ]の両方が合ってて正解、ってしたいのに、そんな設定が見当たらないんですよね・・・

例えば、 $\fbox{ア}x^2+\fbox{イ}x+\fbox{ウエ}$ みたいな解答欄の場合、全部合ってて正解、ってしたいのに、現状のシステムだと $\fbox{ア}$ が正解して 5 点、 $\fbox{イ}$ が正解して 5 点、 $\fbox{ウエ}$ が正解して 5 点、みたいにせざるを得ないんですよね。それって、数学の学習として、何か意味があるんですかね??


って事で、自分で採点システムを構築しました。

具体的には「sample_小テスト」で小テストに回答をし、その結果を Spreadsheet に表示させる、というものです。その自動採点をする Spreadsheet はこちらになります。

  • 「フォームの回答 1」に、小テストの回答が入ってきます。
  • 「採点」のシートの右側、今回は S 列より右に「importrange」で引っ張ってくる。
  • G1:Q1 (オレンジ色の部分)に、各問の正解を入力しておく。
  • G2 に「=arrayformula(if(U$2:U="","",if(G$1=U$2:U,1,0)))」を入力する。最後の部分の if 関数は、上にある正解と入ってきた回答が等しければ「1」を、等しくなければ「0」を表示する。さらに U 列に回答がなければそもそも空白にしておく。という指示がされている。これを Q2 までコピーする。(緑色の部分)
  • 緑色の部分のうち、問1がすべて正解の場合はメールアドレス(今回は名前)を表示するようにしている。正解なら「1」、不正解なら「0」なので、3 つの積を求めるようにすれば「全て正解(1)か否(0)か」を判断出来る。あとは問5まで同じ設定をするのだが、コピペをした場合、積をとる列を確認する必要がある(黄色の部分)。
  • あとは各個人のシートを作成し、「vlookup」でメールアドレス(今回は名前)が見つかるかどうかを見る。具体的には、「=if(iserror(vlookup($A$3,'採点'!A:A,1,false)),0,1)」「iserror」で「vlookup(...)」がエラーかどうかを見て、エラーなら「0」を、それ以外なら「1」を返すようにしている。
  • 最後に、別ファイルを作り、「importrange」で自分のシートのみを引っ張って表示する Spreadsheet を作成し、そのファイルを閲覧権限で生徒と共有すれば完成である。編集権限にすると、メールアドレスを書き換えることで他の生徒の成績も見えてしまうので、これは注意する必要がある。

他にも、カスタムして機能を追加することが可能である。実際には、

  • GAS で Forms を閉じるスクリプトを作成し、そのスクリプトをタイマーで自動的に実行するように設定することで、提出期限を厳格化した
  • 「if」 文を1つ追加して、期限2週間のうち1週間で正解したら2点、期限内に正解したら1点、というように点数に差をつけた

なんてことをやった。


他にも、関数をうまく使えば出来ることが多々ありそうである。

AIの授業等への活用方法の考察3

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